乗鞍の高山植物 7  

 乗鞍の山々などをご覧になって一息入れられた後はまた高山植物のお勉強です(笑)
 今回はミネウスユキソウ、コイワカガミ、ミネズオウの3種でいずれも高山帯ではお馴染みの花です。
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     ↑ 以上4枚はミネウスユキソウ

 ヨーロッパのアルプスでは「エーデルワイス」と呼ばれている花の仲間で、そのため日本でもアルピニスト中心に人気があります。
 ご覧になって気付かれるように花弁に見えるのは実は葉っぱ、このようなものを「騙し花」と私は言いますが、
 実際の花弁や蘂が小さいので、交配のための虫をおびき寄せるため葉っぱを利用して装う手法を身に付けているのです。
 ちょうどマタタビの半夏生のようなものですね。

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     ↑ 以上3枚はコイワカガミ

 里山では春に咲くイワカガミの仲間ですが高山帯では夏に咲きます。
 ピンクの小さな花弁が可愛い花で、これもまた厳しい環境の中で育つので大きくはなれません。
 草丈は10~15cm程度ですが花の色がきれいなので遠くからでも良く判ります。
 乗鞍では雪田の周辺のハイマツの影などによく見られます。

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     ↑ そして以上4枚がミネズオウです。

 この花も案外早くに開花します。
 何時もの年であればこの時期には既に花は終わっているのですが、今年は残雪が多かったので各地で見られました。
 金平糖のような花が可愛いですね。
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# by sikisai03 | 2017-08-10 00:03 | 乗鞍の高山植物 | Comments(6)

 乗鞍岳 土俵ヶ原付近~桔梗ヶ原

 乗鞍の高山植物を継続中ですがまだまだ続きますのでここらで一息入れて遠くの景色でもご覧ください。
 今年はこの辺りにバス停が設けられ、往路のみ降りることが出来ます。
 今回は一旦畳平まで行ってから歩いて此処まで戻りました。
 それまで雲の中だったのですが、ようやく晴れて来ました。
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      ↑ スカイラインの土俵ヶ原のSカーブ

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      ↑ 大丹生岳から眼下の姫ヶ原と遠く槍・穂高方面を見る

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      ↑ 遠く聳えるのは奥穂高の山々、ジャンダルムやロバの耳も見えます。

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      ↑ この時期にまだ残る四ツ岳の雪渓

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      ↑ 大丹生岳直下からの平湯方面への登山道、先には硫黄岳が見えています。

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      ↑ 大黒岳の北斜面より望む烏帽子岳

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      ↑ 大黒岳辺りから見られる大丹生ヶ池、碧い瞳のようです。

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      ↑ 桔梗ヶ原から終点畳平へと延びる乗鞍スカイライン
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# by sikisai03 | 2017-08-09 00:03 | 山歩き | Comments(8)

 乗鞍の高山植物 6

 ところで「乗鞍の高山植物ってどれ位?」ってよく聞かれますが、
 亜高山帯上部から高山帯まで含めると150種ほどでしょうか・・・
 私はかなり歩いたのでほとんどの種類は見ることが出来ましたが、もちろんまだ会えない植物もあります。
 国立公園がほとんどなのでなかなか立ち入ることが出来ないため調査不足はありますが、
 今までに写真に収めたものは130種ほどあります。
 今回もまたそんな中の3種を載せてみましょう。
 
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     ↑ 以上3枚はキバナシャクナゲ

 比較的開花が早いキバナシャクナゲは7月も終わりになるともう花は終わってる所が多く目にすることも難しくなります。
 しかし何時までもなかなか雪が消えないような斜面ではまだ咲いている場所がありそんな所を知っていると便利です。
 ちょっと遠目でしたが何となく元気な花を写すことが出来ました。

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     ↑ 以上3枚はイワヒゲ

 イワヒゲは乗鞍では案外稀な植物です。
 岩の割れ目から垂れ下がるように細い枝を這わせている様はまさに髭に良く似ていますね。
 花柄は一本ずつ立ち上がって小さな花をそれぞれに一個ずつ付けます。
 横手道の畳岩や剣ヶ峰周辺の岩場などに見られますが、小さな植物なので注意しないと見過ごしてしまいます。

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     ↑ 以上3枚はコバイケイソウ

 この花も登山者には人気ですね。
 年によってたくさんの花を咲かせることもありますが、なかなかそのような光景には出会えないものです。
 今年も少ない年だったのであちこちに疎らに見られた程度でした。
 また桔梗ヶ原には普通のバイケイソウも有った筈ですが今回は見当たらなかったです。
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# by sikisai03 | 2017-08-08 00:03 | 乗鞍の高山植物 | Comments(18)