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 乗鞍の高山植物 17

 シラタマノキ ミヤマハタザオ シコタンハコベ

 今回の3種は案外標高の低い場所でも見られる花たちです。
 いずれも飛騨では標高が1200m辺りの山間地でも見られることから高山植物と言うには少しおこがましいかも?
 それでも標高が2500mを超えても咲いているので一応チェックして来ました。
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     ↑ 以上3枚はシラタマノキ

 秋になると白いまん丸の実を付けるシラタマノキ、その実故の名前です。
 実と言っても実はガクが発達したもので完全な実ではありません。
 潰すとサロメチールの爽やかな香りがします。
 乗鞍の山麓の五色が原や御岳山麓の濁河辺りでも見ることが出来ます。
 今回はまだ蕾なので実の様子はこちらでご覧ください。

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     ↑ 以上3枚はミヤマハタザオ

 アブラナ科の山野草も色々ありますが、その中では標高の高い所を好みます。
 乗鞍にはこれに良く似たハタザオ類ではウメハタザオがありますが、
 そちらはスカイラインの途中の猫岳から土俵ヶ原に多く見られます。

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     ↑ 以上3枚はシコタンハコベです。

 多分、一番最初の四季彩日記に載せたと思いますが、その時は平湯の白谷に自生しているものでした。
 飛騨では案外珍しい北方系の植物で、他ではあまり見たことがありません。
 今回のものは桔梗ヶ原にあったものですが株も少なかったです。
by sikisai03 | 2017-08-22 00:03 | 乗鞍の高山植物
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