乗鞍の高山植物 14

 ミヤマセンキュウ ミヤマコウゾリナ チシマギキョウ

 高山植物は背丈が低いので写真を撮るのもなかなか大変です。
 立ったままでは上からのアングルしか写せないので、しゃがんだり時には寝そべったりしないと花の持つ表情の表現は難しいものです。
 そんな訳で私のデジカメは可変モニターの付いたのを使っています。
 それでも立ったり屈んだりの運動は突き出た腹が邪魔になって空気の薄い高山では特に苦しいものです。
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     ↑ 以上3枚はミヤマセンキュウ

 以前にセリ科のミヤマゼンコなど3種類を紹介しましたが、このミヤマセンキュウも同じ仲間で、
 花も良く似ており見間違うこともある用です。
 でもやはり葉の形が平べったくてシャクのようなので他とは区別出来ます。
 このミヤマセンキュウは畳平周辺より桔梗ヶ原やそれより標高の低い所に多く見られます。

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     ↑ 以上3枚はミヤマコウゾリナ

 一見、小さなタンポポ?と勘違いしそうなミヤマコウゾリナ。
 ガクが黒っぽいのが特徴で、蕾や茎には細かな棘があります。
 乗鞍では所々に見られますが、全体的にはあまり多い植物ではありません。

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     ↑ 以上3枚はチシマギキョウです。

 一番最初にイワギキョウを紹介しましたが、その時に後日・・・と言っていたチシマギキョウです。
 同じような紫の花でラッパ状に開いた花弁はイワギキョウに良く似ています。
 ただ全体にそれより大きいのと色も薄く、花弁の縁には細かな毛があることで区別出来ます。
 また図鑑などでは上向きに咲くのがイワギキョウで横向きに咲くのがチシマギキョウと記されていることもありますが、
 これは例外も多いので正しい見分け方とは言えません。
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by sikisai03 | 2017-08-19 00:03 | 乗鞍の高山植物 | Comments(8)
Commented by ばんば at 2017-08-19 08:50 x
ミネウスユキソウ、ありがとうございます。
さっそく訂正させていただきました。
最近名前の勘違いがまっこと多い~~
ちらっと見てそうだと思い込んでしまうとだしかんですね~~^^;

ミヤマセンキュウとか…なんだらかんだらのセリ科の植物、これはもうど素人のばんばには避けて通りたい花であります~
でも綺麗なんですよね~~
Commented by pikorin77jp at 2017-08-19 15:52
キキョウ  私の好きな花です! この色が好きです。形もいい丸み。私の兄も毎週 山歩きをして 山野草の写真を撮っています。私も自然の中に住んでいますが お花屋さんでは手にはいらない 植物ばかり。
来月になると キノコですね!^^
Commented by sikisai03 at 2017-08-19 17:14
ばんばさん、こんばんは。
コメント有難うございました。
植物の名前ってどうでも良いような気もしますが、記事にしてしまうと誰が検索するか分からなくて、
間違ったまま伝えてしまうことになるので・・・と思い、差し出がましくもコメントさせて頂きました。
と言う、私もきっと間違っていることがあるのだろうな~と気持ちを引き締めていますが・・・

分類の難しい種類は一つずつ覚えることが近道でしょうか・・・
覚えて行くと快感にも感じますよ。
Commented by sikisai03 at 2017-08-19 17:15
pikorin77jpさん、こんばんは。
コメント有難うございました。
秋にキキョウやリンドウの花の色はぴったりですね。
リンドウに比べキキョウは早くに開花しますが、もうこの時期は里の草原でも咲いていますね。

山歩きをしながら山野草の写真を撮るのは一石二鳥で体力の増強にもつながります。
季節が変われば咲く花も代わって何時も新鮮な気持ちで居られますね。

もうキノコも出ているのですが、まだ暑くて山の中に入ろうとする気が起きません。それにこの時期はキノコに虫も入っていますしね。
もう少し涼しくなってから・・・そうそう、昨年は確か9月の初めのウスムラサキホウキタケからだったでしょうかね。
Commented by ねずまま at 2017-08-19 20:32 x
コウゾリナ...ミヤマは 確かに ガクが くろっぽい
ですね。高山にあるから ミヤマと簡単に 区別
していましたが ガクまでのぞいて確認が必要なんですね。
チシマギキョウのちょっとうつむいて ちょっと色あさい
紫が 何とも言えません。のぞきこむと 細かい毛ありで。この区別だけは 最初に覚えました。
Commented by sikisai03 at 2017-08-20 01:50
ねずままさん、こんばんは。
コメント有難うございました。
低地と高山の共通種は元は同じだったのでしょうね。
それが環境に適合するようにと言う理由で、
また環境(高山の場合は積雪や強風)によって形態が変えられることでそれぞれに進化や退化をしているものと思います。
そのことがDNAによって引き継がれて行くうちに別の種類となって行くものと思われます。
ミヤマコウゾリナのガクの黒いのは、高山帯では下界ほど温かくないために、
太陽光の熱が花に吸収しやすいように、より黒い色なのでは?なんて思いますがどうでしょう・・・
Commented by Meri-koenji at 2017-08-20 08:19
sikisaiさんのご紹介くださった2種と、最新の記事↑に上げられているミヤマクロスゲも「ミヤマ」なので調べてみました。ミヤマは深山なのですね!恥ずかしながら語源を知らず、初めてわかりましたf(^_^;。ミヤマなんとかって植物も生物もたくさんありますが、すべて山の上が発見場所なのでしょうね。
Commented by sikisai03 at 2017-08-20 15:43
Meri-koenjiさん、こんにちは。
コメント有難うございました。
植物の中で深山から高山帯に生育するものは「ミヤマ○○」と名付けられたものが多いですね。
動植物の和名には土地の名前、人名、形態などが多く使われていますが、
地域の様子の「浜」「海」「里」「山」「岩」・・・色々あります。
その中で標高が高い所に分布している種にはこの「ミヤマ 深山」の他「タカネ 高嶺」「ミネ 嶺」などあります。
そのお陰で夥しい種類の名前を覚えることが出来るので、分類には良い名付け法だと思います。
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