乗鞍の高山植物 12

 シラネニンジン ハクサンボウフウ ミヤマゼンコ

 先日良く似た黄色い花の3種を紹介しましたが、今回も同じように同定泣かせの3種です。
 いずれもせり科で細かな集合体の花なので、花だけ見ていると皆同じに見えてしまいます。
 これは里ではシシウドやアマニュウなどと同じ仲間なのですが、高山帯ではそんなに大きく育ちません。
 いずれも里に比べると矮小型の植物です。
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     ↑ 以上4枚はシラネニンジン

 草丈が10~20cmとこの仲間では一番小型です。
 他の2種との区別点の一つは名の如く人参のような葉っぱで、細かな切れ込みがたくさんあります。
 気を付けて探せば乗鞍の高山帯の何処にでもあるのですが、特に畳平のお花畑には点々と確認出来ます。

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     ↑ 以上3枚はハクサンボウフウ

 シラネニンジンに次いで小さく次に出てくるミヤマゼンコよりやや小さめと言ったところです。
 花は饅頭型に盛るのではなく漏斗型でミヤマゼンコより花弁の色が白っぽく感じされます。
 一ヶ所に群生することが多い植物でもあります。
 
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     ↑ 以上3枚はミヤマゼンコです。

 乗鞍のあちこちに普通に見られる花です。
 前2種との大きな違いは大きいことも然ることながら、茎の色が多少赤ぶんで見えることです。
 このミヤマゼンコにはたくさんの昆虫が蜜を求めていることが多く、ハナアブを中心にハエやハチ、
 またピドニアと呼ばれる小型のカミキリムシまでさまざまです。
 天気が良い日には特に多く集まるので詳しく観察されるのもお勧めです。
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by sikisai03 | 2017-08-16 00:03 | 乗鞍の高山植物 | Comments(16)
Commented by ひーちゃん at 2017-08-16 08:25 x
今回の3種はとても似ていますね
区別がむつかしそうです
~ニンジン・ボウフウはいつも間違えます
白くて涼し気な花で
これは何の花かしらと思うのですが
いつも名前が定かではありません
Commented by hanarenge at 2017-08-16 09:07
ミヤマゼンコを見て、これが一番里で見かけるシシウドに似てるなと

高山植物は珍しい物も多いでしょうが、私にはどこか懐かしく、記憶の中にある里の花を思い出させてくるような気がします

Yoasさんは何でもよくご存知ですねえ
Commented by Meri-koenji at 2017-08-16 10:58
本当だ~。sikisaiさん解説の通り、ニンジンのようなパセリのような葉っぱですね。ボウフウもニンジンそっくりのパースニップですし、セリ科は根っこだけじゃなくて、葉と花も似てるんだなと思いつつ見せていただきました。ミヤマゼンコ、本当にハチがたくさん!蜜が美味しいのか、量が多いのでしょうね(^∇^)
Commented by ねずまま at 2017-08-16 12:41 x
ミヤマセンキュウとシラネニンジン ゼンコとボウフウ。。。 この4種は 何年 通っていても
自信を持って断定できません。
ゼンコの茎の色 注意してみます。私も虫が
 いっぱいついて居るのは たぶんゼンコだと思うと
自信なげに応えています。
あげくのはて 今年は ハナウドと シシウドの判別もあやふやになってきました。せり科って 本当にむづかしいですね。
Commented by ねずまま at 2017-08-16 12:55 x
こんにちわ 
ハナウドとシシウドの違い 以前の
四季彩さんのブログで確かめました。
葉の形で 見分けるのですね。
遠くから 眺めるのではなく やはり近場で 
自分の目で 確かめなければいけないよし。
勉強しました。
Commented by sikisai03 at 2017-08-16 16:48
ひーちゃんさん、こんにちは。
コメント有難うございました。
大きいか小さいかの違いはあっても花の姿は良く似ています。
見分けは全体的の大きさと葉の形うぃ見れば判断は付きますが、
やはり見比べられる環境で無いと思い込んでしまいますね。
亜高山帯から下にも多くのこの仲間があります。
全てを同定するのはなかなか難しいですね。
一番良いのは一つずつしっかり覚えて行くことだと思いますよ。
Commented by sikisai03 at 2017-08-16 16:48
れんげそうさん、こんにちは。
コメント有難うございました。
里にはシシウドやアマニュウ、ハナウドなどこれまた良く似たものがありますが、
皆同じような花ですね。
花が似ているだけでもう何だか訳が解らなくなってしまいそうです。
でも見分ける方法は必ず有って、それが無ければ別種にはならないですから、
どんな学者も見分けられないと言うこと、解って来ると「なるほど」と思えるようになりますよ。
Commented by sikisai03 at 2017-08-16 16:48
Meri-koenjiさん、こんにちは。
コメント有難うございました。
「パースニップ」などと言う専門用語?を良くご存知ですね。
人参を始めパセリやセロリなんかも同じ科でかなり所帯の大きなグループです。
従って似たもの同士が多いのも頷けますね。
ミヤマゼンコは傍に近寄っただけで甘い香りが漂ってきます。
それに虫たちがおびき寄せられるのでしょう。

Commented by sikisai03 at 2017-08-16 16:48
ねずままさん、こんにちは。
コメント有難うございました。
今回も3種だったのでミヤマセンキュウは後日に回しましたが、
それもまた似ていますよね。
花の形がそれぞれ違うので特徴を知ることが同定の早道ですが、
ついでに葉の形も観察するとよいです。
慣れたら遠目でも判るようになりますよ。
Commented by sikisai03 at 2017-08-16 16:49
ねずままさん、再度のコメント有難うございました。
ハナウドとシシウド、ミヤマシシウドは葉の切れ込みで判りますね。
また花期もハナウドが春の終わりから初夏なのに対し、
シシウド類は真夏から初秋なのでそれでも判ります。
それよりオオカサモチやアマニュウ、エゾニュウなどの区別も面倒ですね。
Commented by ばんば at 2017-08-16 17:58 x
このての花は本当に素人にはわかりません~~
シラネニンジン、見たはず、撮ったはず・・・なのに画像がない~
たぶん、オゾクタイ画像だったので削除したのかも…^^;
sikisai03さんのブログはほんと、植物図鑑よりよほど詳しい~~
保存版欲しい…
Commented by Blue Wing Olive at 2017-08-16 23:58 x
皆様がコメントされているように、セリ科の白い花は区別が難しいですね。
というか、区別以前にどんな種類があるのかも把握していません。
このコメントの私の名前の先に拙ブログの記事を貼ってみましたが、この記事の最後の画像の花、セリ科の植物だと思うのですが、名前が分かりません。
差し支えなければ、画像をご確認頂き、判れば名前を教えてください。(高山植物ではありませんが)
図々しくて、申し訳ございません。
Commented by on_the_shore at 2017-08-17 06:41
高山植物シリーズ、勉強になりますね、でもきっと忘れちゃう(笑)
そうしたらまたここにきて、思い出せばいいですかね。(笑)
Commented by sikisai03 at 2017-08-17 07:01
ばんばさん、おはようございます。
コメント有難うございました。
鶴ヶ池を畳平の駐車場から左回りに歩くとすぐに、
左側にいくつかのシラネニンジンの株が見られますからきっと写真も撮られたはずと思います。
小さいのと少し距離があるとピントが合い難いですね。
今度行かれた時は写したその場で確認されると良いです。
でも撮る方が忙しくてなかなか出来ないかも?
Commented by sikisai03 at 2017-08-17 07:01
Blue Wing Oliveさん、おはようございます。
コメント有難うございました。
植物図鑑に依らなくてもセリ科?と思う植物はたくさん有りますね。
それに皆同じような花なので同定も鬱陶しくなります。
Blue Wing Oliveさんの記事の最後の写真ですが、
葉の形が判り辛かったのでコメントは差し控えましたが、
花の感じや場所的に見てセンキュウの仲間かな?と思いますが、
良い香りが特にすると言うことからトウキかも知れません。
詳しくは他の部位も見てみないと判らないのであくまでも参考にだけなさって下さい。
Commented by sikisai03 at 2017-08-17 07:02
on_the_shoreさん、おはようございます。
コメント有難うございました。
多分、一度見ただけでは忘れられると思います(笑)
図鑑などはぼんやり眺めていても覚えられなくて、調べようとして見ないと覚えられないものです。
違いさえ頭の中に入れば良く判るのですけどね。
後で見直してもらえるように今回の高山植物は「乗鞍の高山植物」のカテゴリで統一して置きました。
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